先週の木曜日、車を運転していたら突然オイルのマークのランプが点いた。夫に「なにこれ」と尋ねたら「エンジンオイルを補充しろってことだ」と。じゃあ、スタンドでやってもらおうと言ったら、ディーラーに持って行けと言われ、しぶしぶ一人で尾山台まで行く。フロントで事情をはなすと、すぐにサービスの方で対応するとのことでしばらく応接で待つように言われる。平日の午前中なのに納車らしきお客さんが3組もいた。みんな私と同年代風の男性。外で新しいクルマに乗り込み、営業さんから色々説明を受けている。嬉しそうにクルマの中であれこれいじっている。しかも、みんなうちのクルマより随分グレードの高そうなのばっかり。

ふーん、と眺めながらショールームをウロウロする。入口近くにギラギラした大きなクルマが置いてある。A8 6.0 クアトロ。値段を見たら1500万と書いてある。なんでこんなに高いのかと、じろじろ見ていたら、営業の方が後ろからやって来て、そっと「いかがですか?」とささやき、説明をはじめた。ヒマつぶしか?まさか、このボロを着た女にこのクルマを勧めるのか?「私には大きすぎです。」なんてえらそうに答えて微笑んでやった。でも勧められただけで満足。