昨日は従弟の結婚式でした。

結婚式に出席するのって好きだ。なんだか楽しい気分になるのだよね。久しぶりの式。何を着ていこう、バッグや靴やアクセサリーを合わせてみたり、夫のネクタイ選んでみたりチーフにアイロンかけたり前夜にバタバタと準備。夫はあいかわらず帰りが遅くしかも帰ってきてから明日の靴を磨き始め。なので寝たのは3時すぎ。ほとんど眠れず6時に起床。二人とも猛烈に眠そうな顔をなんとか整える。

久しぶりに下まつ毛にもマスカラ塗って、口紅塗って、髪にもクリームつけて、イイコになって家を出る。どうもピアノの発表会っぽくなってしまうのはいつものこと。
7時に出るつもりが7時半に出発。行き先は柏。行ったことない。三茶から首都高に乗ろうとすると既に大渋滞。まさか、モーターショーやってるから?しかたなく下で行くことにする。246もノロノロと渋滞。土曜の朝なのに。どうしよう、9時半からの親族紹介に間に合わなければ困る、どこかに車置いて電車で行こうか、と不穏な空気が二人の間を流れる。

しかし、青山を過ぎたあたりから道路が空いてきた。視界がひらける。夫、ココゾとばかりに飛ばし出す。ぐんぐん加速、右へ左へ車線変更を繰り返し、前へ前へ。私も今回ばかりは応援。嬉しそうにハンドルを握り締め。絶妙なタイミングで信号も次々パスし、あっという間に雷門の前まで来た。すごい、はやいぞ。その気になればこんなものと得意気な夫。

そして駒形(だったかな?)から高速へ。もうこのあたりは渋滞はなく快適そのもの。常磐道も空いていた。青空が気持ちいい。

で、8時50分に柏クレストホテルに到着。来た事ないと思っていたが、なんだか見覚えある。あれ?このスポーツクラブ・・・、そうだ、数年前にこのへんで待ち合わせして会津の方へ温泉に行ったことがあった。
まあ、それはいいとして、ほぼ一番のりで親族控え室で待つ。
従弟のヒロシくんは私の母の妹の息子。私より3つ年下。子供の頃はよく遊んだ。兄と私とヒロシくんとその姉のタカちゃんと4人で。毎年夏は宇佐美の民宿に泊まって海で蟹の捕り方を教えてあげたものだ。蝉の捕り方も。どこへ行くにもついてきて何でもマネするかわいいヤツだった。
そのヒロシくんがついに結婚。控え室で待っていると花嫁さんと共にヒロシくんがやって来た。私と夫を見つけるとすぐに近くに来て「今日は遠いところ、ありがとうございます。」と丁寧に挨拶してきた。いやあ、立派になって。あのヒロシくんが。

チャペルの式では「はい!誓います!」ととっても大きな声で愛を叫んでいた。いやあ、ほんとに立派になって。
この日、11月5日は私の母の命日でもある。ヒロシくんが良縁に恵まれるよう叔母が母によくお願いしていた。そしてなんと図らずも命日に結婚式をあげることになったのだ。叔母は「お姉ちゃんのおかげ。さすがお姉ちゃん。」とこの日も母の写真とずっと一緒にいた。みんなの心配をし、みんなに頼られ、なんでも問題を解決してきた母。天国でも忙しいね。

式、披露宴と滞りなくすすみ、最後の両親への感謝の手紙と花束のシーン、やっぱり号泣です。
ヒロシくん、叔母に深々と頭を下げて花束を渡す。叔母、必死で顔をあげてます。頬に涙がポロポロとつたってる。
よかったね。本当におめでとう。
結婚式っていいなあ、新しい門出っていいなあ、としみじみ。

帰り際、「エフにお土産あるか?」と父。
あ、そうだった、思い出した。エフさん留守番中。
ごめんよ。エフ。
一日中フテ寝でしたか。
留守を守ってくれてありがとう。