リンマンブルース ゴールデンレトリバーの生態とマンガ

ゴールデンレトリバーのエフとコメと保護猫のウメ、そして私とef夫の日常を写真とマンガでつづります。

カテゴリ: 思い出

kura_yang さんから「トラベル・バトン」を受け取りました。旅行について思い出しはじめると、アルバム開いて感傷にひたり、そのまま朝を迎えてしまいそうなので、思いつくままかるーく書くことにします。1、今までで一番良かった国内旅行先最近は渋滞が恐ろしくてなかなか ... 続きを読む
kura_yang さんから「トラベル・バトン」を受け取りました。

旅行について思い出しはじめると、アルバム開いて感傷にひたり、そのまま朝を迎えてしまいそうなので、思いつくままかるーく書くことにします。

1、今までで一番良かった国内旅行先
最近は渋滞が恐ろしくてなかなか行けないけど、かつては西伊豆が好きでよく遊びに行きました。

なかでも4、5年前に行った西伊豆松崎の岩地海岸の「民宿 かいとく丸」は良かった。(ファンクラブのHP発見
「dancyu」で見つけて会社の仲間と行ったかいとく丸、まず料理がバツグン。あわびや伊勢海老のお刺身はもちろん、自家製のお米や野菜類もすばらしく美味しかった。シンプルなひのきのお風呂といい、民宿ならではのリーズナブルさといい、料理上手なおかみさんと建築士のご主人の温かさといい、全てが気持ちよかった。そして歩いてすぐの岩地海岸がまたイイ。遠浅で穏やかな小さな入り江、別世界のように静かでした。また行きたいなあ。
(写真は岩地海岸で、おじさん達の青春のヒトコマもどき ※勝手に載せます。みんな、元気?)

それともう一つ、やっぱり京都が好き。
嵯峨野のあたりをブラブラ歩き、大河内山荘で湯豆腐をいただく。
ああ、日本の文化ってすばらしい。
秋にまた行きたいなあ。
(写真は嵯峨野の竹やぶの小道)


2、今までで一番良かった海外旅行先
勝手に2つ。
①ランカウイ(マレーシア)・・静かな白い砂浜、シンプルで清潔なホテル、のんびり読書にふける贅沢。
②バース(イギリス)・・街並全部が美しい。歴史の重みある建物と美的センスが大好き。

3、これから行ってみたい国内旅行先
今はエフと泊まれて泳げる快適なお宿を探索中。

4、これから行ってみたい海外旅行先
イスタンブール

5、次にバトンを渡す人5名
勝手に3名に。
①犯行現場であえなく逮捕のアンリちゃんが好きです。「アンリな日々」のアンリ母さん
②九州のかわいいさくちゃんへ。「毛むくじゃらとの日常」のimoan12さん
③そして神戸へ。いつかその素敵なお宅にお邪魔したい。「1969年生のまいにち」のomori-hiさん

あとはよろしくお願いします。


ノロイの襲撃は毎日続いた。パパらっちは一歩も引かず傷だらけで戦っていた。しかし、ある夜の激しい戦いの翌日、ノロイもパパらっちも姿を消した。ママさんと子猫たちだけがいつものように鳴いていた。何日経ってもパパらっちは来なかった。飼われていたと思われる家まで様 ... 続きを読む
ノロイの襲撃は毎日続いた。パパらっちは一歩も引かず傷だらけで戦っていた。
しかし、ある夜の激しい戦いの翌日、ノロイもパパらっちも姿を消した。ママさんと子猫たちだけがいつものように鳴いていた。何日経ってもパパらっちは来なかった。飼われていたと思われる家まで様子を見に行ってみたりしたが、やっぱりいない。どこへ行ってしまったのか。力尽きてしまったのか。ノロイもぱったり姿を見せなくなった。
それからしばらくして別のオス猫が時々やって来るようになった。子猫4匹の内、オスの3匹は次第に姿を見せない日が多くなり、やがていなくなってしまった。残ったのはママさんと白黒だけ。また子猫が生まれてしまっては大変だと、野良猫の避妊手術について獣医さんに問い合わせをしたりしていたが、そのうちにママさんも白黒もいなくなってしまった。

そして、しばらくして母が亡くなった。療養中の一年半、窓から猫たちの姿を見るのが楽しくて、落ち込みがちな毎日を随分和ませてくれた。そして母が亡くなるのと時を同じくして猫たちは消えた。不思議な感じがした。

葬儀の日、たくさんの人が集まっている中、庭の石の上に一匹の猫の姿を見た。白黒だった。臆病で家族以外の人がいると決して姿を見せなかった白黒が大勢の人を前にして隠れずに石の上に姿勢よく座り、じっとこちらを見ていた。あの光景は今もよく覚えている。
それから数ヶ月、猫の姿は一切見なくなった。あの猫たちは本当に実在したのだろうかと思うほど、ぽっかりと抜け落ちるようにいなくなった。あの一年半の間だけ我が家に来てくれていたようなそんな感覚さえした。

そして今年になってエフを連れて実家に帰ったある日、庭の石の上にママさんの姿を見た。以前に比べて見違えるほど優しい顔をしていた。一人暮らしとなった父が嬉しそうにキャットフードをあげていた。ママさんだけが父の住む家に戻ってきた。毎日、庭の石の上から父の姿をじっと見守っているようだ。


子猫たちはしだいに私にも慣れるようになり、それぞれの性格もわかるようになってきた。コレ「茶白」。好奇心旺盛で賢い。活発。警戒心少ない。きれいな毛並みと顔。オス。左が「トラ」。のんびり、おっとりしている。毛がフワフワ。私のお気に入り。オス。一番奥が母猫にそ ... 続きを読む
子猫たちはしだいに私にも慣れるようになり、それぞれの性格もわかるようになってきた。

コレ「茶白」。好奇心旺盛で賢い。活発。警戒心少ない。きれいな毛並みと顔。オス。

左が「トラ」。のんびり、おっとりしている。毛がフワフワ。私のお気に入り。オス。

一番奥が母猫にそっくりの「そっくりさん」。片方の目が開いていなかった。なつかない。ちょっとぼんやりしている。オス。
手前左が「白黒」。唯一のメス。チビ。警戒心強い。全くなつかない。怖がり。一番速く逃げる。

晴れた日には、母が寝ていた和室の縁側の外で、猫一家が日向ぼっこをする姿が見られた。その様子は微笑ましく、私たちはとても和まされた。寒くなると、庭の物置の軒下のロッカーの上にダンボールを2個組み合わせて中に毛布を敷いてあげ、その中で6匹、重なりあって寝ていた。
パパらっちはどこかの家の飼い猫のくせに、毎日のようにやって来て子猫たちと遊んだり寝たりして過ごしていた。人懐っこく、大きな顔とカラダに似合わず子猫たちと一緒に「ミャー」と少し低い声でなき、ごはんまで食べて帰っていった。ちょっと図々しいが憎めないヤツだった。「こうやって見ていると、男親っていうのは人間も猫も同じようなもんだな。」と父。ふらっとやって来て、気が向いたときに子供と遊び、ゴハンだけ食べてまたどこかへ行ってしまうパパらっちの姿は自分を見ているようだったのか。

しかし、そんな猫一家の平和な日々はそう長くは続かなかった。

実家の南隣にはお寺がある。そのお寺と庭の境のブロック塀の上に、ある日大きな白い猫が現れた。カラダがとても大きく目が赤くちょっと不気味だった。塀の上から顔を出し、庭でくつろぐ猫一家をじっと見つめていた。

獲物を狙うような鋭い目つきでとても威圧感があった。まるで「ガンバの冒険」の「ノロイ」のようだった。毎日のように塀の向こうから見つめていたノロイだが、ある日、パパらっちがいないママさんと子猫たちだけの時に、塀を下りて近づいてきた。すぐに気がついたママさんは「フーーーー!」とすごい勢いで威嚇し、子猫たちは一斉に逃げた。しかしノロイはずんずん近づいてきた。私が慌てて追い払いに行こうとしたその時、どこからか猛烈な勢いでパパらっちがやって来た。いつもノロノロ歩いているパパらっちが見違える速さでノロイに飛び掛っていった。ノロイは慌てて塀の上に逃げたが、その上からパパらっちとにらみ合っていた。そして、取っ組み合いの喧嘩がはじまった。よく見るとノロイはパパらっちより大きく若く、動きも俊敏でカラダにキレがあった。いつも緩慢なパパらっちも一歩も引かなかった。あまりにも激しくすさまじいので、途中でたまらず仲裁に入ってノロイを追い払おうとしたが、パパらっちはなおも塀の向こうまで追いかけて行った。しばらくして帰ってきたパパらっちは顔からも脚からも血を流していた。よろよろとこちらにやって来ていつものように「ミャー」となき、子猫たちが集まってきた。すごいなーパパらっち、家族を守ったんだ。ちょっと見直した。

それから毎日のようにノロイの襲撃があった。塀の向こうからヌっと顔を出しこちらを凝視する姿は、猫好きな私でも怖気ずくほど野性的で怖かった。パパらっちとの死闘は毎日続き、いつも傷だらけで帰ってきた。一方のノロイは強くてしつこかった。私が「あっちへ行け」と追い払おうとしても動じなかった。パパらっちの傷はしだいに大きく深くなっていった。でも絶対に逃げなかった。どんなに具合が悪そうでも、ノロイの姿を見るとガラッと顔つきが変わり猛然と立ち向かっていった。「ギャーーーーー!」というすさまじい声と共に激しい戦いが繰り広げられていた。

どう見ても、パパらっちは年老いていて不利だった。でも野良猫の世界に口をはさむこともできず、ただ見ているしかなかった。「またあいつが来てる」と父に言うと、父は外に出て水をまいたりして追い払っていたが、それでも戦いは続いた。   ・・・・・・つづく

写真はパパらっち。よくみえないが右目は腫れていて、耳も大きく切れていた。


実家の居間の窓の外から覗く4匹の子猫。はじめて見つけたのは3年前、母の看病で実家と東京を行ったり来たりしていたある日、庭で「ミャー」というかすかな声を聞いた。私は子供の頃から犬や猫が大好きでこういう声は聞き逃さない。敏感に反応してしまう。どこかに子猫がい ... 続きを読む
実家の居間の窓の外から覗く4匹の子猫。

はじめて見つけたのは3年前、母の看病で実家と東京を行ったり来たりしていたある日、庭で「ミャー」というかすかな声を聞いた。私は子供の頃から犬や猫が大好きでこういう声は聞き逃さない。敏感に反応してしまう。どこかに子猫がいる!と思い耳を澄ましてあたりを探しまわると庭のブロック塀の向こう側、お隣の物置の下から聞こえている。子供の頃と同じように塀を乗り越え物置の下をしゃがみこんで覗いてみた。暗くて姿は見えない。一旦起き上がり顔を上げると、塀の上にものすごい形相の猫が一匹こちらを睨んでいた。母猫だ。間違いない。痩せて毛もガサガサで、でも目だけが力強い、子を守る母の姿だった。食べ物かなにかゴミのようなものをくわえていた。
家に戻ってその様子を母に話すと、「コレあげてきてみたら」と病院からもらっているがまずくて飲めないといってあまっていた栄養補給飲料を渡された。食べられない時はこれを一缶飲めば一食分のカロリーと栄養が補給できるというヤツ。母猫が飲めばきっとお乳もよく出るようになるだろう、そうすれば子猫も元気になるかもと、早速お皿にあけて庭に置いてみた。しばらく家の中から見ていると警戒しながら母猫がやって来て猛然と飲んでいった。それから毎日あげて、数日後の夜、初めて庭の植木の陰からカサカサと走る子猫の姿を目撃した。何匹かいる。4匹だ。毛の色や柄が全部違う。かわいい。猫たちはとても警戒心が強く私の姿を見るとササッと逃げてしまっていたが、しだいに誰もいない庭で無邪気に遊ぶようになっていった。
そんなある日、庭の大きな石の上で4匹の子猫と母猫、そしてもう一匹、大きな猫が一緒に寝ていた。この大猫、しっぽで子猫をあやしていた。模様が似ている。きっと父猫だ。家の中からそっと様子を見ていると、父猫は悠然と寝ていてしっぽで子猫たちを遊ばせていて、そのそばで母猫は警戒しながらまわりを見渡していた。猫一家だ。私はなんだか嬉しくて毎日様子を見ていた。

私の父は「いつかれては困る、追っ払ってくる。」と口では言っていたものの、いつの間にかにぼしや残り物の魚などをこっそりあげたりしていた。そのうち父猫のことを「パパらっち」と呼び、かわいがるようになった(パパラッチの意味を知っていたかどうかは定かではない)。パパらっちはどこかの家で飼われている飼い猫のようで日中やってきて、夕方になるとどこかへ帰っていく。この猫一家の中で唯一人に慣れていて呼ぶと寄ってくる。母猫と子猫たちはこれまでよほどつらい思いをしてきたのか、とても警戒心が強く全く近づいてこなかった。特に母猫は少しでも近づこうとすると「フーー!」と、ものすごい形相で威嚇する。子猫たちもそれをマネしていた。
そんなある朝、外に出ると、父が子猫の一匹を「よし、よし」と撫でていた。絶対に人間に近づかなかった子猫が父の足元でゴロゴロのどをならしていたのだ。私も、と思って近づくと逃げられた。いつの間にか父は子猫と仲良くなっていたのだった。4匹の子猫はその色と柄から「茶白」「白黒」「トラ」「そっくりさん(母ネコにそっくりだったため)」と名づけられ、「ママさん」と呼ばれ始めた母猫と、時々来るパパらっちと共に我が家の庭で生活するようになった。 ・・・・・・つづく

写真は玄関外でウロウロする猫一家。手前左がパパらっち。


昨日CSで「カピバラ」を見てしまった。「カピバラ」とは南アメリカに生息する世界最大のネズミで、体長約120㎝、体重50キロ平均、主に水辺で草を食べて暮らしている動物。私がはじめて彼らを見たのは伊豆シャボテン公園。冬場、温泉に入ることで有名。その姿にはなんとも脱力す ... 続きを読む
昨日CSで「カピバラ」を見てしまった。「カピバラ」とは南アメリカに生息する世界最大のネズミで、体長約120㎝、体重50キロ平均、主に水辺で草を食べて暮らしている動物。私がはじめて彼らを見たのは伊豆シャボテン公園。冬場、温泉に入ることで有名。その姿にはなんとも脱力する。
久しぶりに彼らを見て、想いを馳せる。

私が以前勤めていた会社の先輩社員で、とてもお世話になった男性がいた。人事異動で新しい部署にやってきた私を時に厳しく時に優しく指導してくれた、尊敬する先輩。とてもよくしてもらった。しかしある時から、この方の柔らかな雰囲気がどうも「カピバラ」に似ていると気付いた私は、ガマンできず、彼を「カピバラさん」と呼び始めてしまう。(たまたま名字も「○○ハラ」さんといい、「カピバラ」さんとゴロも合って。)失礼なはなしだ。まったく。でも、彼は嫌な顔ひとつせず、返事をしてくれていた。大人なのだ。そうしているうちに、職場の皆さんが「カピちゃん」とか「カッピー」とか「カピ」などと呼び始め、すっかりその名は定着してしまった。「世界最大のネズミ」などと呼ぶ人もいた。
その魅力ゆえに、みんなに愛されていたカピバラさん、元気かなぁ。


センバツ高校野球の真っ最中、「球児のまゆ毛事情」というニュースがあった。近頃の球児はみんなまゆ毛を整えているらしい。鏡に向かって1日10分くらいは抜いたり剃ったりして整えるそう。高野連はご立腹の様子だが、「坊主なんだからまゆ毛くらいおしゃれしたい。」という球 ... 続きを読む
センバツ高校野球の真っ最中、「球児のまゆ毛事情」というニュースがあった。近頃の球児はみんなまゆ毛を整えているらしい。鏡に向かって1日10分くらいは抜いたり剃ったりして整えるそう。高野連はご立腹の様子だが、「坊主なんだからまゆ毛くらいおしゃれしたい。」という球児のカワイイ意見もあり。
ところで、夫は元高校球児。くりくり坊主。もちろん甲子園には未出場。当時はまゆ毛なんてどうでもよい部位。それより彼らがやっていたのが 「ビックチョイス」。練習中にグラウンドに誰かお客さんが現れると、それを一番最初に見つけた部員がそちらに向かって帽子をとり、「チョーーイス!」(「こんにちは」の発展型)と叫び一礼。するとグラウンドに散っている部員全員が帽子をとり声をそろえて「チョーーーイス!」と一礼。これを「ビックチョイス」と言っていたらしい。道で会ったりするときの挨拶は普通の「チョイス」。坊主頭の少年たちが、ボサボサのまゆ毛で一生懸命叫んでいたのかと思うと、これぞ、高校球児!と言いたくなる。若人よ、まゆ毛整えてる男の子でかっこいいの見たことないぞ。


学生の時、夫は新宿のシェーキーズでバイトをしていたそう。なんでも新宿通り店オープニングスタッフだったらしい。たまたま同じ大学の学生が3人いて、「シブガキ隊」と呼ばれていたらしい。たまたま名字の頭文字がそれぞれ「ヤ」と「モ」と「フ」だったから。ちなみに夫は ... 続きを読む
学生の時、夫は新宿のシェーキーズでバイトをしていたそう。なんでも新宿通り店オープニングスタッフだったらしい。たまたま同じ大学の学生が3人いて、「シブガキ隊」と呼ばれていたらしい。たまたま名字の頭文字がそれぞれ「ヤ」と「モ」と「フ」だったから。ちなみに夫は「フっくん」。できれば「モっくん」であってほしかったけど、名字が「フ」ではじまるのだから、いたしかたない。こればっかりは。

<参考> ヤ:山崎 モ:望月