BULLITTさんを引きつれ富士スピードウェイから帰宅。エフはさっきまで一緒にいた人なのにいつもよりさらにハデに出迎える。この世の春。しかし、いつもの客と違うところがある。それはBULLITTさんのスタミナだ。エフのしつこさをものともせず、それを上回るしつこさでエフをこねくり回す。そのおかげでエフの興奮は通常の比ではない短時間で収束。BULLITTさんに拍手。


背後から熱い視線を送るエフ。
「いとしのBULLITTさん・・・」

翌朝もエフはBLLITTさんに懲りずに挑む。こんなに朝から遊んでもらうことはめったになく、とても満足そう。朝に夜に風呂上りにと、本当によく遊んでもらった。よかったなあ、エフ。




でもお別れの時間が。
家から少し離れたパーキングまで、エフも一緒に見送りに。ボボボボ、と強そうな音をたててBULLITTさんのパサートは去っていった。横浜の自動車屋さんに寄って行くと言い残し。

見送った後ノロノロと歩いて家に着くと、いつもなら玄関数歩前で強引にその場にとどまろうとするエフがなぜか嬉しそうに家に入ろうとする。これはもしやBULLITTさん目当てでは、、、。本当にそのようだ。玄関から駆け上がって、いろんな場所を物色し始める。1階?2階?3階?どこ?どこなの?


3階のBULLITTさんが寝ていた部屋にも侵入。
しかし、どこにもいない・・・。


「さびしい……」


「BULLITTさんがいないの。」
夫に訴える。
さびしそうな顔をするエフが不憫でならない。

BULLITTさん、また来てねー。